インターネット上で睡眠時間に関する記事をたくさん見たことがあると思います。その記事を見てみると、
- 睡眠時間は7時間が適正!
- 睡眠時間6時間を続けていると危険!
- 睡眠時間は結局8時間がベスト!
- 睡眠時間が7~8時間が心臓病のリスクが一番低い!
といったような感じで、見ているこちらからすると、
結局、どの情報が正しいの?
どの情報を信じればいいの?
と思ってしまいますよね。今回は、結局どの情報が正しいのか、最適な睡眠時間とは結局どれくらいなのか?そこを紐解いていきたいと思います。
実は、どの情報が言っていることもある意味正しい
実はどの情報もちゃんとしたデータに基づいていて、どれも正しいのです。しかし、ここで言いたいことは、それらの情報は最新なのか?ということです。時代が進むと常識だったことが非常識になることが多々あります。
例えば、今、藤井聡太さんやひふみんの影響などもあってブームになっている、将棋を例にとってみましょう。将棋の歴史は、江戸時代から続いていると言われています。そして、その歴史の中で何万局もの棋譜(将棋の戦いを記録したもの)が生まれ、そこから定跡というものが生まれてきました。定跡というのは、言わば、最善手で、その場面ではこう指すのが一番良いという手です。
しかし、近年、その定跡をどんどん覆していく存在が現れました。それが、ponanzaというAI。いわゆる人工知能です。ponanzaは最初のころは弱かったのですが、最近では、プロ棋士の名人を破ってしまうほど強くなり、これまでに培われてきた定跡をどんどん覆しています。
話が脱線してしまいましたが、このように、江戸時代から、棋譜というデータに基づいて作られてきた将棋の定跡という将棋における正しい情報,も、時代が進むにつれ、覆されてしまったのです。
つまり、その記事が書かれた時期には、ずれがあり、その時々の正しさはあったものの、現段階での最適な睡眠時間はどれくらいなのか。そこが重要なわけです。
そこで、今のところの見解は、
最適な睡眠時間は人によって違う
という結論に至っています。ここまで読んできてそれはないよと思うかもしれませんが、実際にそうだから仕方がありません。例えば、タレントの武井壮さんを例にとってみると、あの方は45分という睡眠時間で充分だというのです。普通の人間からしたら考えられませんよね。しかし、番組で検査したところ体に異変はなく、いたって健康だったとのことでした。
最後に
最適な睡眠時間は人によってちがうということは、あなたの最適な睡眠時間はあなたにしか見つけることはできません。是非、いろんな睡眠時間を試してみて、すっきりと起きることができる、疲れをしっかりとることができる睡眠時間を探してみてください。その時にやって欲しい事は、試してみた睡眠時間とその時の気分や体調をメモすることです。このメモをするのとしないのでは最適な睡眠時間を見つける時間に雲泥の差が生じてしまうので、やってみてくださいね。
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